2017/02/06

「個人投資家のナゼ(上)ふりむけばいつも逆張り 成長性よりお得感重視」(日経1面)

 

この記事を読み、証券会社に勤めていた時の事を思い出すと、確かにそうだったなぁと思いました。

特に、記事の途中にある投資信託の単価に対する個人投資家の行動原理については、恐らくほとんどの個人投資家は投資信託の仕組みを理解出来てないんだなと思いました。

記事にはこうあります。

「基準価格を1万円まで下げられないか」。昨年末、大手運用会社アセットマネジメントOneに金融機関がこんな相談をした。基準価格は運用開始時に1万円に設定され、高いほど好成績。だが例えば2万円の投信では割高感が嫌われ、かえって売れにくいという。結果的に、割安に見える新規投信の乱立を招く。

僕が証券会社で働いていた時もこういう現象は起こっていました。

投資信託は、そのものを売買している訳ではないので、高いとか安いとかじゃなく、投資対象先や運用方法が重要になります。

それを個人投資家の場合、価格が高いから買わないからとか安いから買うとか、買う理由がまるで「値ごろ感のある服」を買うような、そんな投資行動になってしまっております。

例えば、中身が全く同じ投資対象先で基準価格が1万円のA投信と基準価格が5000円のB投信があったとします。

この場合、投資対象先が1%あがった場合、A投信は100円、B投信は50円上昇します。

利益率は同等ですよね。

しかし、この仕組みを理解していない個人投資家がほとんどのため、人気は何故かB投信に集中します。

これが個人投資家の行動心理というものですね。

今回の例えの場合どちらを買っても良いのですが、この記事が伝えているのは、投資対象先や運用方法が良いから上昇しているのに、その逆である基準価格の安いものを個人投資家は買いたがるとの事です。

なので僕が証券会社に居た時も、基準価格が高いものより安いものばかり売れていました。

これから上昇しそうなものなら良いと思いますが、本当に悪い状態で下落を続けているものであれば良くないですよね。

それを割安と考える人が多いというのは、本当に信じがたい事実です。

日本人の金融リテラシーは非常に低いと言われております。

しかし広めていくことは可能だと信じてます。

まずは自分の周りから、底上げが出来る活動をしていこうと思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA